お米のおいしさを余すことなく引き出す秘訣。それは、お米・精米・研ぎ方・炊き方の全てにおいて、より良い方法を追及し、丹精を込めて作業することです。ご飯そのものがおいしいと、充分に甘みや旨みを感じて幸せな気持ちになります。皆様にいつ食べても「おいしい」と感じて頂ける商品を安定して提供するために、手間をかけ、心を尽くして製造に取り組んでいます。
お米を見極めて仕入れ・ブレンド
メインのお米は地元・九州産。農産物であるお米の品質はその年によって様々なので、お米の特性に合わせた精米に努めています。寿司飯用、白飯用、いなり用など、商品ごとに最適なお米を厳選。産地・ブランドの枠を越えて、その年のお米の出来栄え・品質を見極めながら仕入れとブレンドを行っています。これらの取組みは、商品の味をよりおいしく安定させるための弊社の基本です。
一等整粒水晶体に磨き上げる精米
お米の旨みを最大に引き出す独自の精米に取り組んでいます。一般的には一等整粒米といわれますが、精米において、弊社ではさらに水晶のように透明感のある美しさを追求。お米に傷を付けない現在の精米方法に行き着くまで、試作・検食を繰り返す試行錯誤を重ねました。コシのある食感、艶、お米自体の味の濃さを存分に味わっていただける一等整粒水晶体。お米に出来る限り傷を付けず、水晶のように美しい精米がおいしさの源です。
霧島山系の地下水を汲み上げ軟水化
霧島山系の豊かな山々が連なる清涼な水に恵まれた盆地です。地下水を汲み上げ、更にマンガン鉄を除去して軟水化させています。分子の細かい軟水は、お米一粒一粒に浸透しやすく、たっぷりと水を吸うことで、ふっくらとした柔らかさと弾力が生まれます。日本を代表する景勝地でもある霧島連山の麓に都城工場はあり、自然の恩恵をいつも身近に感じられます。
旨みと香りを際立たせる洗米
少量ずつお米を洗米するのはもちろん、優しく洗い上げることで「旨み」を引き出します。さらに、とぎ汁をすぐに取り換えることでお米本来の「香り」を際立たせます。炊飯業界の主流は大量のお米と水で一気に洗米する大型の洗米機ですが、旨みや香りを存分にご堪能いただけるように、手間と時間を尽くしています。
お米のより良い環境を追求した浸漬
その日の気温やシーズンによって、浸漬の時間を変えています。四季を通して変わらぬおいしさをお届けするために、水の温度にも気を配り、お米にとってより良い環境を追求。ふっくらと甘みのあるご飯のために、お米がたっぷりと水を吸い込む時間を大切にしています。
おいしさと品質が安定する炊飯ライン
理想の「かまど」炊きご飯により近づけるために、ガス釜炊きに限ります。常に安定したおいしさをご提供できるように、火の強さと蒸らす時間を一定に保ち炊きムラを防いでいます。要所ごとに人員を配置しラインを徹底管理。おいしさと品質の安定を保つ秘訣です。商品ごとに水加減を微調整しており、例えば太巻き用のご飯は少し柔らかく炊飯。海苔を巻いた時の食感まで考慮しての工夫です。
こだわりの自社製造調味料
合わせ酢
合わせ酢は全て自社で調合。酢飯商品各種に合わせて甘さや酸味を作り分けています。さらに、甘みを抑えた酸味強めなど、地域のお好みにも対応。合わせ酢のベースには、米由来のまろやかな酸味と酒粕のコクを持った食酢を厳選しました。調合してから数日寝かせることで味を落ち着かせ、トゲのないまろやかな味わいに仕上げています。